東林間名倉堂整骨院です🌿
油は大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。
今回は飽和脂肪酸についてです。
不飽和脂肪酸は主に動物性の油や乳製品、一部の植物性の油に含まれています。
飽和脂肪酸はエネルギーの源となります。
しかし過剰に摂取すると脂肪として体内に蓄えたり、
LDLコレステロールが増加し脳梗塞や心筋梗塞など
動脈硬化性疾患のリスクが高まるなどの症状が出てきてしまうことがあります。
飽和脂肪酸の主な種類
【ステアリン酸】
牛や豚の油、牛豚肉、有塩バター、
ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートなどに多く含まれている
【パルミチン酸】
パーム油、無塩バター、ラード、牛脂、牛豚肉などに多く含まれている
【ラウリン酸】
ココナッツオイル、パーム核油、母乳などに含まれている
『飽和脂肪酸の1日の摂取目安』
年齢 男性 女性
18~29歳 17.5g 14g
30~49歳 15.5g 14.5g
50~64歳 15g 14g
65~74歳 14.5g 13g
75歳以上 13g 11g
牛肉100gあたりの飽和脂肪酸 (約)
ばら(脂身付き) 13g
サーロイン(脂身付き) 11g
肩ロース(脂身付き) 7.5g
リブロース(脂身付き) 7g
豚肉100gあたりの飽和脂肪酸 (約)
ばら(脂身付き) 14.5g
ロース(脂身付き) 8g
もも(脂身付き) 3.5g
鶏肉100gあたりの飽和脂肪酸 (約)
もも(脂身付き) 4g
もも 1.3g
むね(脂身付き) 1.5g
むね 0.5g
手羽先(皮付き) 4.5g
その他100gあたりの飽和脂肪酸 (約)
パーム油 47g
ラード 40g
ココナッツオイル 84g
有塩バター 23g
ホワイトチョコレート 23g
ミルクチョコレート 20g
ポテトチップス 4g
チェダーチーズ 20g
クリームチーズ 20g
牛乳 2.5g
世界保健機関(WHO)は、飽和脂肪酸の摂取量を
1日の総エネルギー摂取量の10%未満に抑えることを推奨しています。
1日の摂取カロリーが2,000 kcalの場合、
飽和脂肪酸の摂取量は約20g以下に抑えるべきです。
日本の「食事摂取基準(2020年版)」では
飽和脂肪酸の目標量は総エネルギー摂取量の7%以下にすることが推奨されています