5月も終わりに近づき、
少しずつ夏に向かって、気温の高い日も増えてきました。
ここ数日は夏日になるとニュースでも言われています。
まだ、身体が暑さに慣れていない頃の、真夏日には、熱中症になるリスクが高くなります!
暑さに身体が負けない対策の一つとして、
汗をかきやすい体質にすることが大切です。

汗をかきやすくすることで、身体の熱を外に逃がしてくれるのです。
汗をかきにくいと、水分だけでなく、ミネラル(血液中の塩分であるナトリウムなど)も
失われてしまいます。
本来ならば、汗腺で汗の中に含まれるミネラルを再吸収しなければならないのに、
汗腺が正常に働けていないことで汗とともにミネラルが排出されてしまい、
血液はドロドロになり、めまいや倦怠感の症状を引き起こします。
場合によっては、脳卒中や心筋梗塞などの恐れもあります。
汗をかきやすい身体をつくる方法として
①軽めの運動をおこなう。

軽い運動を単発で行うのではなく、続けて行うことが大切です。
一気に汗をかくのではなく、少しずつ体温を上げていくイメージで、
少し汗ばむくらいを目安に行うと良いでしょう。
1~2週間ほど続けて行うことで、発汗機能が働き出し、汗をかきやすい体質へと変わっていきます。
②食事を意識してみる。

大豆食品を意識して摂ることがよいとされています。
豆腐や納豆など大豆には、イソフラボンという成分が豊富に含まれています。
イソフラボンは、発汗を調節してくれる作用があります。
そのため、更年期障害によくみられる、ホットフラッシュにも効果があるといわれています。
③暑い日でも入浴する。
ぬるめのお湯(38℃前後)にゆっくりつかることで、
少しずつ温まり、じんわりと汗をかいていきます。
身体が温まり、汗をかいてくれば、良いでしょう。
上がった後に、エアコンの風や扇風機の風などをあびて身体を冷やしてしまうと、
せっかく働き始めた汗腺が閉じてしまい、活動しなくなってしまいます。
なので、上がった後は、汗をタオルでふき取る、うちわであおぐくらいにしておきましょう。
そうすることが、発汗機能を高めるトレーニングになります。

以上のように、できることから始め、コツコツ続けることで、
変えていけることがたくさんあります。
猛暑になる前に対策をして、元気なカラダで、夏を迎えましょう!



